正しい施工を保証する施工記録とは

家でも、星でも、砂漠でも、それを美しくしているのは、目に見えないものなんだね。
いまぼくが見ているのは、単なる入れ物に過ぎない。本当に大切なものは、この中に入っている目に見えない何かなんだ。
~サン=テグジュペリ作 星の王子様より~

本当に大切なものは施工後には目に見えない

出来上がったお墓をだけを見ても、どの様に施工が行われたかわかりません。

出来上がった基礎だけを見ても、どれだけ丈夫に作られたかわかりません。

出来上がったお墓だけを見ても、耐震施工を行われているかわかりません。

出来上がったお墓だけを見ても、どれだけ耐震施工ボンドを使ったかわかりません。

本当に大切なものは、完成後には目に見えなくなってしまいます。

どんなに事前に説明していても

どんなに事前に丁寧に説明していても、それが説明通り正しく行われているかは工事をする者の心次第です。

直径10㎜の鉄筋を使うと言って、直径4㎜のワイヤーメッシュを使ってもわかりません。墓石用弾力性接着剤を使うと言っても、四隅にチョンチョンと付けただけででは効果はありません。

もちろん現場の状況に合わせて、事前と違うことをする場合はあります。施工中に想定外のことが起こり、それに対処することもあります。

でもそれを後から説明できるようにすべきです。それは工事をする者の責任だと思っています。

施工資料とは

施工資料とは「施工の要所要所で写真をとり、施工後にそこに説明を付けてまとめたもの」です。

1つの現場の施工過程を1冊にまとめます。

例えばあとから見えなくなる基礎の内部も確認するこができます。

こんな様子も撮影しておけば、あとから確認できますよね。

どんな施工が行われるか、事前にわかります

過去に似たような施工をしていれば、それを元に説明を受けることができます。

見た目や価格だけではなく、本当に大切な施工内容も比較することができます。