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石屋にも特徴がある(施工記録について)

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昔はその石屋独自のお墓の形がありました。
Aという石屋のお墓はこれ、Bという石屋ならこれ、と大体決まっていたのです。
昔からお墓を見ている人は「どの地域の、どんな形のお墓なのか見れば、大体どんな石屋が建てたのかわかる」ものでした。
少なくとも、私は父が作ったお墓でしたら見分けることができます。

今はいろんなお墓の形が出てきているので、昔ほどお墓の形に石屋の特徴は出ていません。しかし、文字や施工などに石屋にも特徴が現れるようになっています。

例えばお墓に彫る文字にも特徴がある

例えば『南無阿弥陀仏』の六文字にも石屋ごとの特色があります。
1書体しか用意していないところもあれば、複数の書体の中から選べるように用意している石屋もあります。
石の立山では『南無阿弥陀仏』を9書体から選んでいただいております。その中には昔祖父が書いた文字もあれば、書家に書いてもらったもの、お客様が書かれた文字など様々です。

施工内容が異なることも

お墓の施工内容が異なることもあります。
例えば、同じ「お墓を建てる」をとっても「セメントでお墓を積み上げていく方法」と「墓石用弾力性接着剤で接着させながらお墓を積み上げていく方法」。また「金具を併用してお墓を組み立てる方法」もあります。
もっと細かなことを言えば「接着剤を使用する量」も「経験とカン」という石屋もあれば、「計算式で出す」石屋もあるのです。

大事なのは事前に説明しようとする姿勢

昔の石材店と違い、今の石材店は自分の施工方法についてある程度説明します。
もちろん「説明してもらってもどれがいいかわからない」ということもあるでしょう。
でも大事なのは「説明しようとするかどうか」なのです。

「私に任せておけばいいから」というスタンスの石材店よりも、過去に行った施工例から「自分たちはどのようなことに気をつけて、どの様な施工をするのか」事前に説明するような石屋がいいと思いませんか?

私は建墓までに時間があるのでしたら、「1軒だけでなく、3軒の石屋の話を聞くこと」をオススメしています。
大体3軒くらい話を聞いてみれば、必要な情報は得られるからです。
また、どこが自分に合いそうな石屋なのかもわかってくると思います。

石材店を選ぶときに絶対に注意すべきたった1つのこと

石材店を選ぶ基準として「施工記録を残しているかどうか」は絶対に忘れないでください。
「施工記録」とは「どのような施工を行ったのか、施工の要所要所を写真で記録しておく」ことです。

施工記録を見れば「事前に説明した通りになっているか」がわかります。とくに

  • 基礎を作るとき、どの様な作り方をしたのかは完成してからではわかりません。どれくらい地面を掘ったのか。どのような地盤強化をしたのか。途中経過を見ないとわかりません。
  • お墓を組み立てていくとき、どんな方法で接着したのかを確認しましょう。「墓石用接着剤を使っている」と言っても、ほんのちょっとしか使っていない場合もあります。

この2点についてはしっかり見ておいてください。

お墓を支える基礎お墓の丈夫さを示す接着剤の量はとても大切ポイントなのです。

施工記録とはどんなものなのか実際に見てみよう

実際に石の立山で作成している施工記録の一部をお見せいたします。

この様な冊子にして作成しています。

施工の要所を写真に撮り、説明文を付けています。

(上記写真では基礎作りの写真です。石の立山は砕石ではなく栗石を使用して基礎を作成しています。またワイヤーメッシュではなく、鉄筋を使用しています。)

最初は「見えない所も見て欲しい」ただそれだけでした。

私が施工記録を作るようになったのは、父の基礎の作り方があまりにも手が込んでいたからでした。

施工がラクな砕石ではなく、栗石を使って地盤強化を行う。扱いやすいワイヤーメッシュではなく、鉄筋を使ってコンクリートの引っぱり強度を高める。コンクリートの厚みも20cm以上は持たせる。

良い施工ですが、手間がかかる施工を父は採用していました。
そこで私は「なぜこんな手のこんだことをするのか?他の石屋で基礎にこれだけ時間をかけているところはいないのに」と聞きました。

「将来孫ができたとき、じいちゃんはこんな仕事しかしていなかったと思われたくない」というのが父の答えでした。

ですから「どうせならお客様にも見ていただこう」と当時ではじめたばかりのデジタルカメラを購入して、基礎の写真を撮り始めました。そしてそれに説明を加え、A4サイズの紙に印刷してお渡ししたのが施工資料の始まりです。

そのうち、どうせなら「お墓を組み立てている様子」も、「以前はこんなお墓だった」んだということも見ていただこうとどんどん施工資料は増えていき、冊子になるくらいまで成長しました。

その昔、お墓を建てるときは一族総出で行っていました。

昔はお墓を建てているときも、お客様がその様子を見ていただいてくれていました。

それどころか、親戚一同が集まって石屋と一緒にお墓を建てる、ということも祖父の時代ではよくある風景だったそうです。

お墓作りは一生に一度の一大行事。

「最初から最後まで見届けたい」そうお考えの方が多かったようです。

今は忙しくてそこまでお墓に時間を割くことはできないと思います。

それでも「いいお墓を建てたい」という想いは変わっていないと思います。
むしろ「お墓がなくてもいい」という考えが出てきている時代に、「それでもお墓を建てよう」と考えるのですから、お墓に対しての思いは強いかもしれません。

ですから私は施工資料を作りようにしています。
小さな施工でも、A4用紙一枚になっても作るようにしています。

施工資料を作り続けていると石屋は進化していきます。

施工資料を作り続けると、石屋もいろんなことが気になりだします。
私は墓石用弾力性接着剤、つまりお墓の耐震化について勉強するようになりました。

それまで感覚的に使っていた接着剤の量も、段々増えていきました。
今では「過去の地震でこれくらいの力が加わったのだから、これだけ必要だ」という風に計算できるようになり、設計にもそれを活かしています。

それまでも手を抜いていたつもりはなかったのですが、いろいろ「見える化」することで私自身も改善するスピードが加速していきました。

頑張っているのを見て欲しい

それと正直、一生懸命仕事をしているとやっぱり見て欲しいんです。
褒められたり、
喜ばれたり、
ありがとうって声をかけてもらえると
頑張ってしまうんです。

ということで私は施工資料を非常に大切に考えています。

施工資料には私のお墓に対する考えがすべて詰まっているからです。

石屋を判断する基準の一つして施工資料をオススメするのは、そんな理由があるのです。

お墓の話をしておくのは、子供たちのためです

実は施工記録を見ながらお墓の話をするのは子供たちのためにもなるのです。
将来、親に「万が一」のことがあったとき、遺された遺族は「大切な故人のために何かしてあげたい」と思うものなのです。

ですから私は「お墓参りの時や、お墓の施工記録が手元にあるとき、命について家族で話し合ってほしい。」とお伝えしています。

普段はできない「死」ということも、お墓を絡めていけば話せるのです。
そして、それは遺されていく人たちへの思いやりでもあるのです。

 

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