お墓の施工が完了すると、お客様に確認をしていただきます。

その時、ご高齢のお客様に高確率で言われる困った言葉があります。

 

お客様 「お墓がきれいになった。次は私が入る番だねぇ

 

お墓がきれいになったと喜んでいるときに、
不意をついて言われるもんだから、みんな面喰ってしまいます。

「そんな縁起でもないこと言わんといてくれ」
ご家族がそう言いたくなる気持ちもよくわかります。

 

でもね、ご高齢のお客様の気持ちもよくわかるんです。

「若いもんに先立たれるのはツライ。
死ぬのは順番が一番いいんだ。
次はワシの番だ。」
孫を亡くしている私の祖父はそう言っていました。

年齢順に旅立つのが一番いいはずなんです。

でも「そうだよね」とは言い難いんです。

ご家族はもっとあなたと一緒にいたいのですから。

 

 

先日もお客様に同じセリフを言われました。

ですから私は
「でもせっかくお墓をキレイにしたんだから、もう50年はお墓を守ってくださいね。
そして、いい石屋がいるよって宣伝してください。」
とお願いしました。

 

「なるほど……そうだよね」
お客様は笑いながら、私の失礼な発言を許してくださり、
・自分は幼い子供を亡くしていること。
・それから年齢通りに行くのが一番いいと思っていること。
・次に自分が死ぬなら、逆に自分が元気な間は誰ともお別れせずにすむと思っていること。
・それでも娘には「縁起でもない」と怒られたこと。
・今度からは「でもあと50年は私の面倒見てね」とひと言加えるようにすること。
亡くなった旦那様の思い出話とともに、いろんな話を聞かせてくださいました。

 

みなさんも高齢のご家族に「次は私の番だからね」と言われて困ったら、
「縁起でもない」とムキになって否定するのではなく、
「それまでの50年は元気でいてね」とかぶせてあげてください。

もし自分で言うときは 「だからあと50年はめんどう見てね」 と付け加えてください。

 

100年は余裕でもつお墓を建ててますから、末永くお参りしてくださいね。

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