CATEGORY

日常

お墓職人として日々感じたこと、体験したこと、大切にしたいことを書いています。

  • 2020年5月23日
  • 2021年2月5日
  • 0件

見失ってはいけないこと

「アレクサ、コロナウイルスについて教えて」 全国に非常事態宣言が出されて2週間。 日常生活が目に見えて変わってきた頃、ふと改めてコロナウイルスについて調べてみようと、スマートスピーカーに語りかけました。   スマートスピーカーとは、音声入力で動く対話型の機械のことです。 「アレクサ、〇〇について教えて」と話かけると、インターネットの検索結果を音声で教えてくれます。 「厚生労働省ノ ホーム […]

  • 2020年4月16日
  • 2021年2月5日
  • 0件

桜とチビが教えてくれたこと

  今年は日本全国、いたるところで例年よりずいぶん早く桜の開花宣言が出されました。 3月27日。 1953年の統計開始以降、2番目の早さです。 そのおかげで富山では珍しい、桜が咲く入学式を迎えることができました。   「新型コロナウイルスの影響で、入学式は在校生と保護者のみ」と連絡がきていましたが、私は少し心配していました。 そのころはまだ富山県の新型コロナ患者の発表はありませ […]

  • 2020年1月23日
  • 2021年2月5日
  • 0件

神社の正殿より大事な場所

「ちょっと待って」 歩いていると突然、腕をつかまれ後ろに引っ張られました。   いきなりだったので反射的に振り払いそうになります。 「ここの階段、こんなにキツかった?」 すぐ後ろから声がしました。ko 振り返ると母が肩を上下させ、息を整えていました。   ここは石川県の白山比咩神社。 年の初め、母と二人でお参りに来たときのことでした。 この神社には参道が3つあります。 1つは広 […]

  • 2020年1月18日
  • 2021年2月5日
  • 0件

防災の日にアレクサと手のぬくもりが教えてくれたこと

「アレクサ、おはよう」 チビの朝の儀式が始まりました。 チビが話しかけているのは昨年末、わが家にやってきたスマートスピーカー。 男性のこぶしくらいの大きさで、話しかけると決まった反応を返してくれる機械です。 例えば、音楽を聴きたいときに「アレクサ、ジャズかけて」と言えば200万曲の中からオススメを選び、曲をかけてくれます。 「アレクサ、明日の天気を教えて」と話しかけると現住所の天気予報を音声で教え […]

  • 2019年12月31日
  • 2021年2月5日
  • 0件

何事の おはしますかは 知らねども

私は子供の頃から、初詣には地元の雄山神社に行っています。   雄山神社は3つあります。 立山の山頂の本社。 前立社として山を降りた芦峅寺(あしくらじ、地名)の雄山神社。 そしてより町に近い岩峅寺(いわくらじ、地名)の雄山神社。 「地元の人は芦峅寺の方に行くんだ」 私はそう父から聞いており、やはり昔から初詣は芦峅寺の雄山神社に行っていました。   毎年、亀山家では新年の朝、朝食を […]

  • 2019年9月23日
  • 2021年2月5日
  • 0件

秋彼岸にお墓参りに行けなかったお墓職人の言い訳

秋彼岸のお墓参りはハードルが高い 「お盆にお墓参りに行ったばかりだから、秋彼岸は別に行かなくてもいいかな」 バチ当たりな考えかもしれませんが、お墓職人の私でもついそう思ってしまうことがあります。 富山のお盆は8月15日で、秋彼岸は9月20日から26日。 お盆からたったの1か月ちょっとで秋彼岸になります。   ロウソクと線香、そしてお花を用意して墓地に行く。 お墓参りに必要なものは近所です […]

  • 2019年9月22日
  • 2021年2月8日
  • 0件

親にとって、子供はいつまでも心配なようです:令和最初のお彼岸の話

親にとって、子供はいつまでも子供。 心配のタネであり、どこにいても思ってくれているようです。 令和最初のお彼岸に、そう思える体験をしました。   ================= それは「あと3日で秋彼岸の入りが始まる」という日の夜のことでした。 今年は消費税の増税が迫っているせいか、仕事が立て込み、本当に忙しく過ごさせていただきました。 日付けが変わるまで墓地で仕事をしていた日も何日 […]

  • 2019年9月13日
  • 2021年2月6日
  • 0件

父と蛙:第9回 匠の技フェア「小中学生無料 ものづくり体験教室」のご案内@アピア富山

匠 画数 6画 音読 ショウ 訓読 たく(み) 意味 1. 職人。技術者。たくみ 2. かしら。棟梁 3. 細工。こしらえ 4. 考案する。工夫   父は蛙が嫌いな人でした。 触るのはもちろん、見るのもイヤ。 石工職人仲間で「立山の熊」と呼ばれているくらい身体の大きな男が、4歳児が捕まえてきた1円玉くらいのアマガエルを見て腰を抜かすくらいです。 反面、蛙を見つける名人でもありました。 草 […]

  • 2019年8月28日
  • 2021年2月6日
  • 0件

僕と花火と祖母とチビ

お盆も過ぎ、朝夕の風も涼しくなった頃。 ちょっと遅めの夕飯の準備をしていたわが家に「ドーン」という音が響いた。 「花火だ!」 6歳のチビが目を輝かせて声を上げる。 「二階に行こう」 私の手を取り、階段を駆け上がる。 薄暗い我が家のテラスから、いつもより大きな花火が見えた。 最近、花火の音が聞こえるといつもこのパターンだ。 中学生の上の子たちはもう花火にはあまり反応しないが、幼稚園児のチビにとっては […]

  • 2019年3月20日
  • 2021年2月8日
  • 0件

ペットの手元供養用品、コッコリーノ(Coccolino)にわが家の小さな家族の遺骨を納めた時の手順。

わが家には2年間、埋葬もせず納骨しないで自宅に安置していたペットの遺骨がありました。 「お墓を作ってあげて」と家族にも言われていたのですが、なんだか埋葬する気にならなくて自宅に置いていたのです。 でも骨壺に入れたままだとどうしても仏壇の奥など目につかない場所に隠してしまいます。 骨壺のままだとどうしても安心して見ていられないんですね。 そこで仕事の関係で知ったペット手元供養用品であるコッコリーノ( […]