わが家には2年間、埋葬もせず納骨しないで自宅に安置していたペットの遺骨がありました。
「お墓を作ってあげて」と家族にも言われていたのですが、なんだか埋葬する気にならなくて自宅に置いていたのです。

でも骨壺に入れたままだとどうしても仏壇の奥など目につかない場所に隠してしまいます。
骨壺のままだとどうしても安心して見ていられないんですね。

そこで仕事の関係で知ったペット手元供養用品であるコッコリーノ(Coccolino)を取り寄せ、そこにお骨を移すことにしました。
この記事はその時の手順をできるだけ説明しました。

*記事の中に遺骨の写真が出てきます。それとわからないように写真をぼかし加工してありますが、ご注意ください。

お墓職人亀山

大切な小さな家族(ペット)のお骨をどうするか。私は大いに悩みました。
ペット用のお墓を作るにしても、わが家のお墓に入れるにしても、自宅に置いておくにしても、何かしてあげられるのではないかと考えていました。

この記事では「具体的にどのようにコッコリーノにお骨を納めたのか」を書いてあります。

私がペット用手元供養骨壺コッコリーノに出会った流れは「わが家で飼っていた犬のお骨を、ようやく骨壺から手元供養用骨壺(コッコリーノ)に移したときの話。@自宅供養」で記事にしてあります。

わが家の小さな家族について

私はミニチュアダックスを18年間飼っていました。

体重は6キロとちょっと重めでしたが、体格は普通の子。
あまり吠えることはなく、比較的おとなし目で番犬にはなりませんでしたが、家族間の会話をスムーズにしてくれました。

死因は老衰です。
自宅で看取ることができました。

骨壺のまま2年間仏壇の側においてありました。

骨壺などの大きさ

ミニチュアダックスは小型犬になります。

骨壺を入れている袋の大きさは幅16センチ、高さは25センチ。

中には骨壺が入っているのですが、袋にピッタリのサイズなので写真のように取り出すのは結構大変です。

骨壺と箱にあまりすき間がなく、写真のように手を入れて持ち上げようとしてもなかなか取り出せませんでした。

そこで下骨壺の蓋を取り出し、写真↓のように縁を持って持ち上げると比較的スムーズに持ち上げられました。
そこそこ力が必要ですので気を付けください。

これなら中身をこぼさずに取り出せます。

骨壺の大きさは幅12センチ、高さ25センチ。

小型犬から中型犬、成猫はこのサイズを使うのが一般的です。

お骨は骨壺満杯に入っていませんでした。モモの場合は半分程度でした。

コッコリーノについて

コッコリーノは「ペットの遺骨を納め、自宅で手元供養する」ためのものです。

犬用のワンチョA・B、猫用のミーチョA・Bがあり、それぞれ色がホワイト、グレー、キャメル・イエロー・ブラックとあります。

今回、私はWancioB(ワンチョB)のキャメルを購入しました。

陶器製で内部に空間があり、そこにお骨を納めることができます。

注文していたコッコリーノが届いた

お墓職人亀山

注文してから10日ほどで届きました。
実際にどのようなものが入っているのかご紹介します

結構大きめの箱で届きます。

中にはさらに箱が入っていました。写真撮影のため取り除きましたが、緩衝材はすき間なくビッシリ詰めてありました。

この箱の中にワンチョが入っています。

①コッコリーノ本体 ワンチョB(キャメル)

②ステンレス製 蓋

③首輪型フォトチャーム

④線香受け(キャメル)・マット(黒)

⑤線香立て

⑥線香ローソク

お骨の納め方

コッコリーノはすべて底面に穴が開いており、そこからお骨を入れられるようになっています。

ステンレスの蓋をして閉じます。

コッコリーノは基本的に「分骨用の骨壷」として設計されています。

ですから内容量があまり大きくありません。(内容量は約340ml、ミーチョBのみ約400ml)

付属されているお骨を入れる袋は9.5cm×10.5cm。コッコリーノのお骨の入れ口は3.4cmです。

小型犬(ミニチュアダックス)のモモのお骨でも、そのままの状態で全て納めるのは難しいと思い、粉骨することにしました。

粉骨について

私はお墓職人です。
そして仕事をする上で「納骨堂の中が骨壺でいっぱいになっているから整理したい」「お骨の一部を散骨用にお骨を細かくしてほしい」というご依頼があるため、粉骨作業をすることがあります。

粉骨作業とは「お骨をパウダー状にすること」です。

作業手順は
①ご遺骨からゴミなどの不純物を取り除く
②お骨を乾燥させる
③お骨をパウダー状にする

お骨をパウダー状にすると体積は4分の1~6分の1程度になります。

今回はすべてのお骨を納めたかったので、パウダー状にすることにしました。

*この記事を参考に粉骨作業をされる方は、ご自分の責任で行うようにしてください。

具体的な粉骨作業

お墓職人亀山

私はどんなお骨も機械を使わず手作業で粉骨作業を行います。
理由はその方が心を込めて作業ができるからです。
散骨してもよいお骨の基準が2ミリ以下の粉なので、粉骨する基準はそれよりも厳しく行っています。

 

まずは乾燥具合を確認します。

水分量が多いと、うまくパウダー状になりません。
一度お墓の中に入れたお骨や、数年間骨壺のまま放置したお骨は乾燥させた方がいいかと思います。

通常、5%以下がいいので今回は1時間ほど専用の乾燥機を使い乾燥させました。

*お骨は粉末状のため、ドライヤーなどで乾かすと飛んでいくことがあります。
特別な道具を使わず乾燥させるには、無風の天気のいい日に天日干しするか、乾燥材などを入れて放置するのが一番だと思います。

機械を使わないでパウダー状にするので、すり鉢とすりこ木を使用します。

今回、ミニチュアダックスの場合は1時間くらいかけてパウダー状にしました。
慣れていないと2時間ほどはかかるかもしれません。

*作業をするときは防塵マスク、手袋などを着用してください。

ちなみに、写真のお地蔵さまは粉骨作業のときはいつも見守っていただいています。

キチンと乾燥させてあるので、きれいなパウダー状に仕上げることができました。

ただ、このまま絹の袋に入れると漏れてくる可能性があるので、封ができるビニール袋に入れました。

コッコリーノに納めやすいように少し細長い形状にします。

付属されているシルクの袋に入れて、コッコリーノに納めます。

首輪に写真を入れて完成です。

大好きだったひなたぼっこをさせてあげました。

感想

 コッコリーノにお骨をすべて納めるときは、粉骨にする必要があります。

 陶器製なのでこのままお墓に入れてあげても十分にもちます。

 粉骨をそのまま入れるときは、中から特別な処理が必要になります。

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