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家族

  • 2019年8月28日
  • 2021年2月6日
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僕と花火と祖母とチビ

お盆も過ぎ、朝夕の風も涼しくなった頃。 ちょっと遅めの夕飯の準備をしていたわが家に「ドーン」という音が響いた。 「花火だ!」 6歳のチビが目を輝かせて声を上げる。 「二階に行こう」 私の手を取り、階段を駆け上がる。 薄暗い我が家のテラスから、いつもより大きな花火が見えた。 最近、花火の音が聞こえるといつもこのパターンだ。 中学生の上の子たちはもう花火にはあまり反応しないが、幼稚園児のチビにとっては […]

  • 2019年8月21日
  • 2021年2月6日
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お墓の文字に赤色や黒色を塗る理由。そこに込められた思い@富山

7月の最終日、一本の電話が入りました。 「お墓の文字を黒色にしてもらいたいのですが」 それはお墓に刻まれている文字の色を、赤色から黒色に塗りなおして欲しいというご依頼でした。     富山県ではすべての地域ではありませんが、かなり広く浸透している習慣として「お墓に刻んだ文字に色を塗り」ます。 一般的に「ご存命の方のお名前には赤色を、故人のお名前には黒色を」塗るのです。このとき苗 […]

  • 2019年3月20日
  • 2021年2月8日
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ペットの手元供養用品、コッコリーノ(Coccolino)にわが家の小さな家族の遺骨を納めた時の手順。

わが家には2年間、埋葬もせず納骨しないで自宅に安置していたペットの遺骨がありました。 「お墓を作ってあげて」と家族にも言われていたのですが、なんだか埋葬する気にならなくて自宅に置いていたのです。 でも骨壺に入れたままだとどうしても仏壇の奥など目につかない場所に隠してしまいます。 骨壺のままだとどうしても安心して見ていられないんですね。 そこで仕事の関係で知ったペット手元供養用品であるコッコリーノ( […]

  • 2019年3月18日
  • 2021年2月8日
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わが家で飼っていた犬のお骨を、ようやく骨壺から手元供養用骨壺に移したときの話。@自宅供養

私はお墓を作るお墓職人ですが、飼っていたペットのお墓を作らずにお骨を家に置いていました。 ただ骨壺だとどうしても目につきにくい場所に置いておくことになります。 「それはちょっとかわいそうだな」と思い、いつでも手を合わせるとができるように手元供養用の骨壺(コッコリーノ:Coccolino)にお骨を移しました。 今回は私の小さな家族であるミニチュアダックスのモモが、わが家に来てから手元供養できるように […]

  • 2019年2月14日
  • 2021年2月9日
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お墓職人の私が目指す「美しい手」:左官職人とは

私がお墓を建てるとき、何人かその道のプロに手伝ってもらうことがあります。 昨年末、その中の一人の職人さんが引退されました。 その人はとても小柄な方です。 腰は曲がり、顔には深いしわが刻まれています。 ただ、頭脳は明晰。その足取りはしっかりしています。 年齢は70歳ちょっと聞いていますが、この前高さ1mくらいのところから飛び降りているのを目撃しました。 私のことを「あんちゃん」と呼び、困ったことがあ […]

  • 2019年1月31日
  • 2021年2月9日
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「ののさま」の語源

「ののさままんまい」は共通語ではなかった 「ののさままんまいしようね」 お墓の前で、5歳のチビに促します。 仏教系の幼稚園に通っているからでしょうか。 いつになく真剣です。 そしてかわいい(笑) という親バカな話を県外の友達に話すと、 「『ののさままんまい』って何?」と言われました。 「ののさま」も「まんまい」も、共通語ではないことを知った瞬間でした。   Facebookで聞いてみた […]

  • 2018年12月31日
  • 2021年2月10日
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年の瀬にお墓職人に受け継がれたもの

「やっぱり粒あんだよね」 「お前にはこしあんの上品さがわからないのか?」 そんな不穏な空気で、10年ぶりの餅つきは始まりました。 わが家には父が作った石臼がある。 石臼と言っても餅をつく方の臼です。 直径1尺7寸5分(約53㎝)、高さ2尺3分(約61㎝)。重さは約350㎏。 こんなに重いと普通の人はまず移動させることも生すかしいでしょう。 仕事で石を動かしている私でも、道具なしだと取り扱うのがしん […]

  • 2018年9月23日
  • 2021年2月10日
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秋のお彼岸にお墓参りに行く理由

  お彼岸が近くなると、お墓にお参りにいらっしゃる方がいつもより増えてきます。 そして墓地でお墓の仕事をしている私に、声をおかけ下さる方も多くなります。 そのとき「お彼岸について」をお話することがあります。 ・なぜお彼岸にお墓参りをするのか ・そもそもお彼岸っていつからいつなのか ・この時期に咲いている彼岸花ってどんな花なのか ・秋彼岸に食べるのはおはぎかぼたもち、どっちなのか 今日はそ […]

  • 2018年3月21日
  • 2021年2月11日
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お彼岸にお墓参りに行く理由(一般論とお墓職人論)

お墓職人亀山 「お彼岸にはお墓参りに行く」ということは知っていても「なぜお墓参りなんだろう?」と考えたことはありませんか? ここでは 1)一般的に言われている「お彼岸にお墓参りに行く理由」 2)お墓職人の私が考える「お彼岸にお墓参りに行く理由」 について解説しています。 「こんな見方もあるのか」程度で読んでください。 春分の日、秋分の日とは 春分や秋分とは1年間を24に分けた二十四節気の1つで、昼 […]

  • 2018年3月9日
  • 2021年2月11日
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お墓のぬくもりは心で感じるものです

  わが家の床は御影石でできています。 これは特に石が大好きだからという理由ではなく、 単に「材料を仕入れて、自分たちで施工できる素材」という観点で選びました。 「石屋っぽくていいかな」と思ったのもあります。 石の床にして良かったこと困ったこと 石の床にして良かったことは ・見た感じが高級感がある。 ・「さすが石屋さんだね」と言われる。 ・掃除がしやすい(これはちょっと特殊な処理を施して […]